zemroika

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

”HAPPY RAMADAN”


IMG_2906.jpg



6/18よりイスラム世界では2015年度のラマダン(断食月)が始まりました。
これから1か月間、7/16までイスラム教徒は断食をします。

以下、ラマダンについておさらいと、はじめて知ったこと。

・ラマダンの間は日が出ている間は飲食不可。食事はもちろん水を飲んでもいけない。唾を飲み込むことも(!)
・病人や妊婦、旅行者はその限りではない。
・逆に言えば日が沈んでいる間は飲食ができる。どころか、連日集いあって宴会をするのだそう。
 私はその様子を見たことはありませんが、スープや甘いお菓子類などをテーブル一杯に並べてひたすら食べ続けるらしい。
・したがって別に痩せるということはないそうで、むしろエンゲル係数が最も高い月だそうだ。
・ラマダンの日程は固定ではなく、太陰暦に則っているため、毎年11日間ずつ早まる。
 
つまり今年は夏至の前後の、特別日が長く、暑く、過酷な断食月ということになります。
タジキスタンでは現在日の出が5時頃、日の入が20時頃。日中の気温は毎日35度を超えます。

私の身の回りでは、ラマダンに入ってから休業しているローカルな食堂も散見されますが、通常営業のところも多く、食料品店やスーパーも同じように営業を続け、表向き町中に大きな変化はありません。
ただし、職場に入ると、初日から何とも言えないけだるい雰囲気が・・・。
仕事で電話をかけた先の相手も、心なしかけだるい応答。



もっとも、どのくらい厳格に断食を守るかというのは、(特にここのようにあまり厳しくない国では)個人のモラルや宗教観によるところが大きいようです。
特に敬虔なイスラム教徒の職員曰く「私たちは他の人がどれくらい断食を守っているかということには注意を払いません、個人の心の問題だし、自分の行いにだけ集中しているからです」。

こんな勤めを十数世紀も続けてきたのか、人類と地上は、とか、そういうスケールの大きい単語で、40度近い土埃のすごい砂漠みたいな通勤路で、彼の顔を思い出しながら考えてしまった。




IMG_2897.jpg



私はというとまったく通常通りに食べて生きています。
中央アジアの太陽の恵み、果物。
どれも日本の半値以下でキロ単位で買っています。
市場からの帰り道、両手に下げた袋の中に果物があるととても幸せ。



IMG_3010.jpg

IMG_2903.jpg

IMG_3032.jpg


西瓜とメロンの季節がやってきました。


IMG_3038.jpg

IMG_3025.jpg


記事のタイトルにしたハッピーラマダン、英語ではこういう言い方があるみたい。
どんな人たちがどんなタイミングで言うのだろう。


にほんブログ村 海外生活ブログ 中央アジア情報へ
にほんブログ村

スポンサーサイト
  1. 2015/06/20(土) 22:59:26|
  2. 中央アジア・タジキスタン
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

詩人の生まれた渓谷へ、カラタグ、ティムールダラ


127.jpg


ドゥシャンベから西に約48km、カラタグ渓谷へ。

タジキスタンの詩人トゥルスンゾダの生まれた場所ということで、その詩をもとにした歌を聴いたり映画を観ています。
ソ連時代の作品はロシア語で鑑賞できるからいいです。
映画の民族衣装の登場人物たちが訛りのないロシア語を話していて、なんだか少し変な感じ。

”Я встретил девушку”
(Tajikfilm制作の映画、1957年)

"Я встретил девушку"
(主題歌。歌っているのはウズベキスタンの音楽グループでYalla)

あの娘に出会った
三日月の眉
頰にはほくろ
そして目には愛

ああ、あの娘は
ぼくの頭を狂わせた
心を乱して
平穏を奪っていった

あの娘を失った
それと一緒に愛も
頰にはほくろ
三日月の眉

この世を歩きとおして
愛を見つけてみせる
頰にはほくろ
三日月の眉


にほんブログ村 海外生活ブログ 中央アジア情報へ
にほんブログ村

  1. 2015/05/11(月) 23:37:15|
  2. 中央アジア・タジキスタン
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ドゥシャンベ市民の週末、ヴァルゾブ渓谷


043.jpg



タジキスタンの首都ドゥシャンベから北へ約25km、ヴァルゾブ渓谷へ行ってきました。



このあたりの水辺は街の中心部よりいくらか涼しく、夏は市民が避暑によく訪れるそうです。
それにしてもこの手つかずの自然。
山沿いを細い一本道がどこまでも続く絶好のハイキングコースではありますが、これは現役の交易路で、荷物を背負ったロバが民族帽の男性に曳かれていくのに遭遇します。



042.jpg



今はルバーブの季節らしく(フキに似た酸っぱい植物で、欧米ではジャムやパイにして食べるそう)、摘みたてのルバーブをたくさん背負ったロバにも会いました。
同行していた友人のお母さんも、帰り道に一抱えほど買っていた。



(写真はクリックで拡大します↓)


058.jpg

050.jpg

085.jpg



今回は同じく外国で働く日本の友人が遊びに来てくれたので、ここまで足を伸ばしてみたのですが、海外経験豊富な友人曰く「ニュージーランド並みに自然が綺麗!」とのこと。

中央アジアのニュージーランド……(観光ツアーの売り文句になるでしょうか)。

これだけ綺麗な国なのに全然知られていないのは残念だ、という声を聞きながら、そう言っても交通アクセスが、観光物資(世界遺産に登録されるような建築物)が、衛生面が、言語が、治安が、とか今まではいろいろ考えてしまっていましたが、友人曰く「ニュージーだって自然だけで売ってるようなもんですよ、しかも高いし!」。

自然にはいい自然もよくない自然もありようがないけれど、人がその時求めているものに会えるとしたら、そこはいい旅先にはなるんだと思います。
太陽と白い岩、淡く澄んだ青の水に出会いたければタジキスタンへ。
(※ただし緑はこの時季限定です、夏も盛りになると街も山もすっかり乾ききって土色になるのだそう。)



にほんブログ村 海外生活ブログ 中央アジア情報へ
にほんブログ村

  1. 2015/05/03(日) 17:24:51|
  2. 中央アジア・タジキスタン
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1

かれが好きだった三つのもの、晩祷の歌、古いアメリカの地図



ドゥシャンベは昨日33度まで気温が上がりました。と思うと今朝は珍しく雨が降り、現在の気温は13度。
日照に気温が大きく左右されます。


021.jpg


先日植物園に行った時の写真。

こういう真新しい施設やショッピングセンターなどもイスラム建築風のデザインで造られていることが多いです。
一見西欧風の劇場や外資系ホテルなども、装飾や内部のデザインがモザイク風だったり、ソファのクッションがアトラス柄(中央アジアの伝統的な布地の模様)だったり。


014.jpg


広大な敷地をひたすら歩いていると、人だかりが……。


015.jpg


!孔雀!


019.jpg


孔雀!

孔雀はロシア語でpavlinといいますが、この単語をはじめて覚えたのは、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館の「孔雀時計」の話を聞いていた時でした。からくり仕掛けで動き出す金色の孔雀の彫刻で、エルミタージュの財宝であり、18世紀にエカテリーナ二世に贈られたプレゼントでもあります。


孔雀という言葉をその次に聞いたのはアフマートワの詩を読んでいた時でした。


 かれはこの世で三つのものを好きだった
 晩祷の歌、白い孔雀
 そして使い古されたアメリカの地図

 嫌ったのは、子供たちの泣くとき
 嫌ったのは、ラズベリーティー
 そして女のひとのヒステリー
 ……そして私はかれの妻だった。

 ――アンナ・アフマートワ『夕べ』より


アフマートワの夫は同じく詩人のニコライ・グミリョフですが、少年時代からアフマートワを恋い慕う一方で、異国への冒険の夢を捨てられず、結婚直後に妻をペテルブルクに一人残しアフリカへと旅立ちます。
(ザンジバルを舞台に描いた彼の短編を訳したことがあります→"Принцесса Зара" ザーラ姫


孔雀がこれだけ大量に飼われているところに来ると、さすがにエキゾチックというか、日本からもロシアからも遠いところにいるなあという気になります。こちらでは孔雀を家庭のペットとして飼うこともあるそう。
とはいえ珍しいことは珍しいみたいで、上の写真の通り、女性たちがこぞって携帯で写真を撮っておりましたが。

(ところでこの植物園は草花を見るというより、散歩に来ている女性たちの民族衣装を見るために来てもいいかもしれません。天気の悪い日曜日なんかは本当に町中に人気がなく、一体市民はどこにいるのかと思っていたら、こういうところで散歩をしている人が多いようです)



にほんブログ村 海外生活ブログ 中央アジア情報へ
にほんブログ村

  1. 2015/04/26(日) 14:47:10|
  2. 中央アジア・タジキスタン
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

中央アジアのごちそうたち、西暦2015年のソヴィエト連邦


今晩はYoutubeが見られる夜で幸福です(なぜだかアクセスが制限される日が続いておりました)。アパートのケーブルテレビはロシアの番組を2時間の時差で受信していて、音楽番組も見たりするのですが、オクジャワ(※)の歌が聴けないと禁断症状が。。。

(※クラシックになりつつあるソ連の詩人で音楽家。以前の記事でも紹介しています。)

オクジャワの東京でのコンサートの映像を見つけて面白かったのでここに置いておきます。オクジャワの歌やコメントが日本語訳付きで聞けるのが新鮮。この中であれば、28:12 「あるときチェーホフは」とか、30:42 「感嘆し合おう」とか、好きですねえ。
Bulat Okudzhava Concert In Tokyo

あとは、この曲がたまらなく好き。訳をつくりたいけど、この詩のいい翻訳を作るのは難しいだろうな。
Заезжий музыкант(「よそ者の音楽家」)


*************


「ここにいると食べ物のことばっか考えちゃって」と職場の先輩が呟いていたけど、たしかに自分も食べ物のことばかり考えている。よく言えば平和なんです。タジキスタンで食べられるおいしいローカルフードを探す日々。


IMGP7763.jpg

プロフとか(巨大な鉄鍋で作る油たっぷりの炊き込みご飯。タジキスタンではプロフのことをオシュと呼ぶ)、


968.jpg

ラグマンとか(肉と野菜の具沢山の皿うどん)。


ただ、どれもはじめて食べる味ではなくて、ロシアに住んでいた時もその辺の食堂で、特にプロフなんかはよく食べていた。ひとつひとつ、ロシアで食べたのと比べて、ああやっぱりこちらで食べる方がおいしい、と確認作業をしていく日々。逆にこちらの食堂に入ると、必ずボルシチやオリヴィエサラダ、ビーツのサラダなど、ロシアでおなじみのメニューに遭遇します。

こちらに来てすぐに生活になじめた一番の理由は、スーパーマーケットで売られている製品がほとんどロシアと同じだったからだと思う。ロシアに住んでいた時によく食べたクッキーとか、クロワッサン型の菓子パンとか。パッケージを裏返すと、大抵そこにはロシア語の次にカザフスタン語で細かく原材料なんかが書かれていて、ふーん、これをカザフスタン人も食べているのかなんて思っていたけど、今度は中央アジアの側からその同じパッケージを眺めている。

輸入品がこれだけ多いというのは、それだけ自国での生産力がないということでもあって、ロシアからの長旅で粉々になった菓子類とか、溶けてしまったチーズとかが、製造日から随分長い時間が経ってスーパーに並んでいるのを見るのは、やや物悲しくて複雑な気分でもあるけれど……。


*************


東京でのコンサートで、オクジャワはこう自己紹介をしている。
「私の父はグルジア人、母はアルメニア人ですが、私はモスクワで生まれロシア文化の中で育ち、母語はロシア語です。いまの私はロシアの文学者です」

ロシアのソチに滞在した時、アルメニア系のドライバーたちと一緒に仕事をしたけれど、ロシア国籍を持っている彼らはやや訛ったロシア語を話して、お互いの間ではアルメニア語で話していた。
サハリンで仕事をしてもらったドライバーはアンドレイという名前の韓国系の青年で、おいしい韓国料理の店に詳しく、奥さんも韓国系だったけれど、韓国語は全く話せないらしかった。

タジキスタンで仕事をしていると、ロシア語がすごくうまい人とも会うけれども、通勤途中の埃っぽい路地でなわとびをして遊ぶ長い髪の民族衣装の女の子たちを見て、喉の摩擦音の目立つタジク語ではしゃぎ合ったり喧嘩しあったりしているのを見て、この子たちはきっとロシア語を話さないんだろうなあと思った。



にほんブログ村 海外生活ブログ 中央アジア情報へ
にほんブログ村

  1. 2015/04/11(土) 03:05:25|
  2. 中央アジア・タジキスタン
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。