zemroika

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はじめまして



東京の片隅でロシア文学など読み訳しています。
絵をつけて小さな本を作ってみました。

アンナ・アフマートワ(1889-1966)という女性詩人の
『海のほとりで』という詩です。詩集『白い群』におさめられています。

***


   海のほとりで アンナ・アフマートワ
(У самого моря   Анна Ахматова)



 入り江は低い岸辺をこまかく刻み 帆船はみな海へと去っていった
 
 沖へ一露里離れたひらたい石の上で 私は塩辛いお下げ髪を乾かしていた

 私のもとへ緑の魚と白い鷗がやって来る
 
 あのころ私は大胆でいじわるで陽気 そして知らなかった それが幸せだと

 風や浮浪者に盗まれないよう黄色のワンピースを砂に埋めると

 遠く海へと泳ぎでて 暗くあたたかい波の上で横たわった

 帰るころにはもう東の灯台の光が燈され

 夜中に何をうろついているんだ―― 修道士がヘルソネスの門から叫んだ

(後略)
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  1. 2011/02/01(火) 01:33:55|
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