zemroika

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古典ロシア文学シリーズ『ムツイリ』

ムツイリカラー画像_convert_20120923082159

――そこでは黒雲が断崖の陰に隠れ 人は鷲のように自由――

一年半以上かかりましたが古典ロシア文学シリーズⅡ刊行いたしました。

写真+(5)_convert_20120923082433

A5より一回り小さいサイズ。グレーの表紙に青いカフカスの山肌をプリント。
レールモントフの叙事詩を一編丸ごと本にしました。
今回はtake freeとして、ふと目に留まった人に持って行ってもらえたらと思ってます。

配布場所は以下の通り。
東京ロシア語学院
ロシア雑貨店 パルク
Cafe RUSSIA
(順不同 敬称略)

訳詩のみ!解説も御託もなしっ!クール!でかつとっても不親切な出来だったことに刷り上がってから気付き、大慌てで(でも妙に気合の入った)企画書を作ったので、そこから解説を抜き出します↓

ミハイル・ユーリエヴィチ・レールモントフ
(1814-1841) 
 貧しい退役大尉の父のもとモスクワに生まれる。今もロ
シアで最も愛される詩人プーシキンの決闘と訃報を受け書
かれた『詩人の死』により評価されるも、宮廷貴族への批
判と憎しみを込めて描いた内容から危険人物と見なされ、
カフカスへの流刑に処される。その後当時の首都ペテルブ
ルグに戻り、代表作『現代の英雄』などを発表するが、フ
ランス大使の息子との事件を理由に再びカフカスへ流刑と
なる。詩人26 歳の年、かつてのクラスメイトとの決闘に
よりカフカス地方・ピャチゴルスクで死去。

『ムツイリ』(1840)
 19 世紀初頭、帝政ロシアの制圧を受けたチフリス(現在
のグルジアの首都、トビリシの古名)を舞台に、ロシアの
捕虜となりキリスト教に改宗したグルジア山岳民族の青年
のモノローグから成る叙事詩。ムツイリはグルジア語で「勤
行に与からない見習い修道士、聴聞僧」の意味。



暑さと忙しさの極まる8月、朦朧としながら翻訳していたのは幸せな時間でした。ずーっとあのカフカスのあの山脈の写真を使って、「カフカスもの」を本にしたいと思っていたのが、形になって本当によかった。

 
 夢のような不可思議な山脈も見たのです
 朝焼けの時は祭壇のように煙り その頂は青い空に達し 
 雲の向こうの雲は秘密のしとねを捨て 東へ歩を進めました  
 それはまるで遙かな国から飛び立った白い鳥たちの隊商!
 そうして遠く雨雲の隙間をぬって見たのです
 雪のなか金剛石の輝きに燃える 白髪の不動のカフカスを
  (本文より)
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  1. 2012/09/23(日) 08:53:52|
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