zemroika

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シベリアへの旅



7月某日、ノヴォシビルスクから南へ走ること200km余り、アルタイ地方のとある村へ。



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アルタイは、険しい山々に澄んだ川の急流が流れ、夏には可憐な野の花が咲き乱れる、アジアの真珠とも称されるロシアの秘境――といった評判をノヴォシビルスクで聞いていたものの、幹線道路沿いを行って帰って来るだけの旅程だったために、見たものといえば地平線の向こうまで続く一面の小麦畑と蕎麦畑でした。写真は蕎麦が白い花をつけ始めているところ。


ノヴォシビルスクに戻って翌日、市内のロシア料理レストランで昼食をとっているところに、現地の旅行会社のパートナーの女の子がこんなお土産を持ってやって来てくれた。


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ずっしりと重い白樺の入れ物の中に、いっぱいに松の実が入っているのに気づいたのは帰国後だった。


***

「僕スピリチュアルとか言われると虫唾が走っちゃうんです」という方には全くおすすめしませんが、ウラジーミル・メグレ著『アナスタシア』という書籍のシリーズがあり、現在第3巻まで日本語に訳されている。
ソ連と社会主義体制の崩壊後、ビジネスを立ち上げ財力を手に入れた男性が、更なる成功を目指してノヴォシビルスクへ向かい、オビ川を上りシベリアの奥地へ。そこで出会った美しく若い女性、アナスタシア(ウェーブのかかった豊かな金髪に、青く透き通る目、薄い生地の白いワンピース……)の超人的な力を目の当たりにし、彼女との対話の中で人間の本来の姿を見つけていく、という、それもしかもノンフィクションなのである。
アナスタシアは一人でシベリアの森に住んでいて、家らしい家もなく、酷寒の真冬もワンピース一枚で過ごしている。食事をするとなると、自生するハーブを摘み取って食べたり、指を鳴らして森の友人であるリスたちを呼び、彼らが摘み取ってきた松の実を食べさせてもらうのである。

シベリアの松の実!
(※本の中では杉の実と訳されているかもしれません、悪しからず)

このシリーズの重要な要素として、植物と人間の融和について多くのことが語られている。
杉の木は非常に強力なエネルギーを溜める特質があり、アナスタシアの両親はそのエネルギーに誤って触れてしまい絶命したという壮絶なエピソードから、アナスタシアがダーチャ(ロシア風セカンドハウス)の菜園に人間の理想を見ていること、語り手であるウラジーミル・メグレが、庭で実をつけたさくらんぼに何となくキスをしたら、嬉しさのあまり何かお礼がしたくてたまらず、そしてそれが叶わずさくらんぼが苦しんでいたこと、など。


東京・表参道にも昨年末に店舗ができたけれど、ナチュラ・シベリカというシベリアのハーブを使ったオーガニック化粧品のロシアのブランドがある。シベリアでディルやパセリを育てながらダーチャ生活、なんて憧れて思わず心が持ってかれそうになるけれども、現実はそうもいかないので、こういうものを買ってなんとなく気持ちを散らしている。友達へのクリスマスプレゼントにしたり、そういえばソチで一時期働いていた時も、このシャンプーの大きなボトルを一本買って使っていた。

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  1. 2014/07/30(水) 00:13:56|
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