zemroika

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詩の断片三選




  僕の魂には一本の白髪もなければ
  年寄りじみたやさしさもない!
  世界を声の力で完膚なきまでに破壊して 
  僕は行く 美男子で二十二歳。


    ――ウラジーミル・マヤコフスキー 『ズボンをはいた雲』



(※私はこの詩を読む度に、つくづく男でなくてよかったと思います。
これを二十二歳で読んだとして自分が美男子であったはずもなく、
二十二歳を過ぎて読んだとして、かつて二十二歳の美男子であったわけでもなく、
また自分を美男子と言い切れるような青年であったことがなかったことに、つくづく嫌気がさすだろうなあと思うわけです)




過日カフェ・ラバンデリアに詩の朗読を聴きに行き、出演者の方がマヤコフスキーがお好きだと聞いたので、久しぶりに原詩を開いて読んでみた。

それにしても朗読は難しい芸術だなあと思います。なんであんなに余計なものが混じってしまうんだろう。
詩は最大の力を発揮する、爆発するような、ちょっとものすごい瞬間もあると思えば、同じ詩が路傍の石ほどの価値も持たないように思われる瞬間もある。

好きな詩のいいところを取ってきた断片をここに置いておこうと思います。


***



  わが妹人生は そしてきょう河水氾濫のさなか
  春の雨となってひとみなにぶつかって打撲した

    ――ボリス・パステルナーク 『わが妹人生』 /工藤正廣訳




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  そして宇宙の青で君のまぶたに触れようと
  ライラックが机の上から身を伸ばした

    ――アルセーニー・タルコフスキー 『雪が降る前に』




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  1. 2014/08/23(土) 21:04:08|
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