zemroika

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『戦争と平和』、レフ・トルストイ、全1504ページ。

tolstoi_convert_20140926211840.jpg


前回記事で紹介しましたツーリズムEXPOジャパン、いよいよ今週末開催です。で、驚いたことに、今回もヤースナヤ・ポリャーナが来日していて、微妙にバージョンの違うトルストイ卿のブロマイドをもらってしまった…。
裏側をめくると、英文でヤースナヤ・ポリャーナの"Helpful information"お役立ち情報が載っている。
一部を簡単に訳してみるとこう。


「ヤースナヤ・ポリャーナの古いロシア風コテージの中では、旧式の湯沸かし器で淹れたお茶と、ストーヴの中で焼いた伝統的なロシア風ケーキがお楽しみいただけます。ティーブレイクを楽しむうちに、ロシアの伝統と習俗を味わうことができるでしょう」


うーーん!


面白いものだなと思います。ついさっき会場でヤースナヤ・ポリャーナから来たお姉さんたちに、「サモワール」(=旧式の湯沸かし器)とか「ピローグ」(=伝統的なロシア風ケーキ)とかの単語を含むロシア語で同じことの説明を聞いていた時のイメージと、英語のツーリストインフォメーションから来るイメージは随分違う。

これはオードリー・ヘプバーンがナターシャ・ロストワ(※『戦争と平和』のヒロイン)を、ソフィ・マルソーがアンナ・カレーニナを、アメリカ映画で英語で演じていること、そしてそこに横たわる越えがたい断絶に通じる根深い問題でありますが…。
ちょっと試しにご覧になっていただけますか。ロシア版『戦争と平和』、ロシア人女優(リュドミーラ・サヴェリエワ)演じる若きナターシャの舞踏会デビューのシーン。

https://www.youtube.com/watch?v=k30OO5_nEWY

――「こんなことはあり得ないわ、私がどんなに踊りたがっているか、どんなに上手に踊るか、それに私と踊ったらどんなに楽しいか、この人たちは絶対に知っているはずなのに」
歌に踊りが好きで天真爛漫な痩せた若きナターシャは、はじめて本格的に足を踏み入れた社交界で誰にもダンスに誘ってもらえない。それを陰で見守り気が気でないピエール、そんなピエールの頼みでナターシャに手を差し伸べる若く美しいアンドレイ公爵……。

この危うげなようなミステリアスなような、それでいて素朴で自然なような、絶妙な可憐さはロシア女性のとても不思議な魅力。


(そうそう、写真左は前回モスクワ出張でグムデパートで買った『戦争と平和』愛蔵版です。とても美しい本。大長編を聖書並みの薄い紙に細かい字で印字してある。聖書のように思い立った時に手に取って読めるように、いまのところ机の手の届くところに置いてあります。)


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  1. 2014/09/26(金) 21:32:12|
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